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雫石 ひす子/ピスコ
雫石 ひす子/ピスコ
2022/12/19 14:41
では、昨日お知らせしたとおり、全てを話します。 本当に突然のカミングアウトになりますが、実は私 数年前に精神を病んで精神科閉鎖病棟に入院しました。 精神科では、常に二重の施錠が施された環境で、約4ヶ月間生活していました。 本当に、毎日がただ辛かったです。 精神科病棟は、「医療保護入院」や「強制入院」といって患者本人の同意がなくても、強制的に入院させることができます。 実際私も、その方法で入院させられました。 その後は、何度も看護師に「帰りたい」と訴え続けました。 でも、そこは閉鎖病棟。 帰り道はあるのに、扉が施錠されているため患者本人の意思では抜け出せません。 そして、私は「保護室」と呼ばれる部屋に入れられました。 そこは、簡易的なトイレがポツンとあるだけの、孤独な部屋でした。 食事は看護師が運んできて、小さな小窓から1つずつ渡してきました。 そんな病院食をおいしく感じるわけがなく、腹痛のふりをしても出してもらえませんでした。 常に監視カメラで見張られていて、「もう刑務所よりひどい」と何度も思いました。 患者の自由を奪い、監視しているなんて人権侵害だと訴えても、看護師はまともに話を聞こうとしません。 みなさんは看護師というと、優しいイメージがあるかもしれませんが、私はそのような印象は全くありません。 保護室に入れられ、気が狂ってしまい「どこでもドア」があれば帰れるのになぁ、と無意味なことも考えてしまうようになりました。 ですが、私はそれから嫌でも無理でも模範な患者を演じました。 まるで模範囚です。 しかしその結果、段階的に制限が解除され、数ヶ月で退院することができました。 でも、精神科にいたときの苦しみと辛さは、今でも忘れられません。 時には、精神科へ再入院となる夢を見ることもありました。 本当に恐怖でしかありません。 おかげで医療不信になり、病院に行くことはもちろん歯医者ですら怖くなってしまいました。 そしてこの出来事をきっかけに、私は1年ほど前に「精神科閉鎖病棟」をテーマとする小説をいくつか書きました。 しかしながら、あのころは語彙力などほとんどなかった私が、うまい小説を書ける由もありませんでした。 なので、このシリーズをもう一度書き始めようと思います。 「閉鎖病棟」シリーズを……。 ……こんな話で申しわけありませんでした。
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活動休止中かもしれないえんたろー
2022/12/19 17:17
絶縁した母が看護師、元カノも看護師、妻も看護師、そして私は医療関係の福祉職。 看護師なんてヒッャハー!!ですよ。 私にはとてもリアルな話として拝読させていただきました。
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雫石 ひす子/ピスコ
2022/12/19 17:40
ご返信ありがとうございます。 少しでも、この現状を周知できたらなと思っております。
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