咲蔵 風人

愛する者を思う気持ちは、時に人を惑わせる
原作はやや落語的な展開と言えますが、原作の愚かさをそう見えないように展開させる手法が巧みでした。それでいて、原作でテーマとして描かれる、「愛する者を思う気持ちは時に人を惑わせる」という教訓が、幽霊と人との関わりの中で昇華されていました。主人公の最後の台詞がまた切なく、相容れてはならない死者と生者の境界を越えてしまったことへの後ろめたさと、それでも彼女に会えた事への何処か素直になれないもどかしさが感じられて、とても印象深い台詞でした。
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咲蔵風人さん。丁寧なレビューありがとうございます!!手法が巧みだなんて……照れます(///ω///)
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