雪乃かぜ

なんの話かと思いきや、最後に繋がっていく
クラスメイトへの復讐を企てる鈴の前に現れたのは、同じくクラスメイトの乾比呂。彼は唐突に「さるかに合戦」という昔ばなしにおける新説を唱えはじめる。その意図とは、内容とは──。はたして、鈴の復讐は成功するのか。世界の真理や人間の内面をコメディ調に描く学園ヒューマンドラマ。 乾の説話による「??」感がずっと続くのだけど、最後にしっかりと繋がっていき、とても納得感を得ましたw 五千字の作品にもかかわらず、めまぐるしい展開が楽しめる。最後はとても素敵な終わりかた。まるでショートフィルムを観終えたかのような、スッキリとした読後感でした!
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