FACTS

『花の詩女 ゴティックメード』を観に行きました。 以下、ネタばれあり。 映画としてはヒドイ出来でした(笑) もー笑った。笑うしかなかった(笑)。 ナレーションとセリフとテロップ(笑)で状況と心情を説明。 ジブリの「ゲド戦記」もこんな感じだったなぁ(笑)。 感情の機微をセリフで説明しちゃったら台なしです。 聞いてる方はシラケる。 キャラクターが崩壊、ハリボテ人形のよーになってしまう。 映像だって、地上移動船セイラーが進むところなんか、背景差し替えとるだけやないか! ご都合主義展開。主人公ふたりよ、お前ら、いつの間によき理解者に? 他、様々なツッコミが入り、 「しょぼいんだ!映画としてはホントにしょぼいんだ!」 と友人の言っていた意味が分かり、笑いをこらえるのに必死でした。 ……が。 ゴティックメード「カイゼリン」の起動シーンと戦闘シーン。そしてラストのラストで全てがどうでもよくなりました(笑)。 なんと金のかかった、趣味だけで作り上げた、そしてファイブスターファンにとっては素晴らしき脳内補完用資料……。 ……そしてこれ、ファイブスター物語の、魔導大戦後半への壮大な前フリだったんですね……。 許す! 脚本その他ひどくても許す! あれらのシーンと永野絵が動いているのを見られただけで満足した! 余は満足ぞ! 永野御本尊様に御布施します!リブートも買っちゃう!今まで何回も漫画読み直したけど、また読み直すよ! 「映画としては最低だったけど、最高だった」みたいなこと言ってた友人の気持ちがわかった! だから早く漫画の続き書いてー!せめて魔導大戦だけでも終わらせてー! ちなみに、私、「ゲド戦記」は、ハイタカが名乗って光が差すシーンと、ラスト近くの黄金光のシーン他で全て許しました(笑)。 ……でも、破裂の人形が動くとこもやっぱり見たかったなー。 ドラゴンも見たかったなー。 分からない人には全く分からない話でスミマセン。 なんだろ、創作物において、作り手の感情の強い芯が通っていれば、多少の技術面でのひどさはチャラになる、という話です(?)。

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