群青党支持者

面白すぎます。色んな意味で
永遠に働かされ続ける彼はいったい何?可愛そうな彼は、どうしたら労働の地獄から抜け出せるの・・・・・・? という謎から、一気に急展開。まさかデパートの商品販売宣伝文句だったとは。面白すぎです。相変わらずのキレッキレのセンス。理解した途端、やばいと思いました。 いやもう、店員の方々必死すぎ・・・・・・そんなにまでして買ってほしいんでしょうかね。そして、周りの店員さんが全員紙芝居を使った擬人法による、人の情を使った押し売りが得意っていうw どうしたら、こんなにいい話が生まれるのだ?と、もはや最後の方は首をひねっていました。 最初の店員さん、手巻きタイプではなく自動の普通腕時計をおすすめしたのかと思ったら、まさかのネクタイピン。(ちなみに、「腹が減るたびに腹を掻っ捌かれて内蔵を・・・・・・」という言い回しが好きです。言い方はアレだけども) そして、ネクタイピンを「断崖絶壁に両手で必死につかまっている」と表す表現力。しかも、落ちてしまったらそのまま忘れ去られてしまう悲しい最後に、胸が痛みます。 つくづく、擬人化と叙述トリックがうまい。 最初の1ページ、時計くんの苦悩と絶望、苦しい感情がひしひしと伝わってきます。小説じゃなきゃこの物語は書けないですね・・・・・・受賞も納得です。すごい。 短い作品でしたが、大変楽しく読ませていただきました。発想力と文章力、表現力、センスの塊という、読了目安時間からは想像もできない楽しい作品でした。 ありがとうございました!
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感想ありがとうございます。 これは確か仕事が終わって帰りの運転中にふとおもいついたやつなんです。家に帰って勢いでガーっと書いてサクっと載せたやつなので、賞を頂けるとは思っていなくて驚きました。 結構前の作品ですが感想を頂けて嬉しいです。ありがとうございます。
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