群青党支持者

そいういうことか。相変わらず見抜けない最後のオチ
寓話感にあふれる話だと感じました。宝石を降らせるってきれいなことをいうから、ああきれいだろうなーと勝手に想像して、宰相はどうやって王様の上にだけ宝石を降らせるんだろうと頭をひねりましたが、そういうことか。と思いました。 もしや、宰相が王様にたいして口が悪かったのも「本当は王様が嫌い」という伏線だったりして・・・・・・? 王様に宝石が降り注ぐ美しい描写から一転、飢えて痩せ細った民たちが王様に宝石を投げつけ、土を被せるシーンにはぞっとしました。 最初がきれいだった分、余計に恐ろしく感じました。やはり、国民たちも鬱憤が溜まっていたのでしょうね・・・・・・  そして何年も後、掘り起こされた王様の棺桶の様子から、素晴らしい国だったのだと後世の人々に思ってもらえるようにって、頭良すぎじゃない⁉と感じました。  さすがは宰相。業績のよさ、頭の良さで役職が決まる中でも、上の方の地位にいるだけあります。  おとぎ話調の物語とは言え、しみじみと心に感じるものがありました。  いやあ、怖い。人の恨みは買うものじゃないなあ。  あとは、個人的に王様に宝石が降り注ぐあの美しいシーンが大好きです。(そのあとがちょっとアレですが)  きらびやかな衣装を纏った一国の王。穴に身を沈めた彼に、色とりどりの美しい宝石が、雨のように降りかかる。  幻想的で魅惑的。もしも私が神絵師だったら、フルカラーでそのイラストを描くのですが・・・・・・  このたびも、素敵なお話をありがとうございました。
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この度も感想ありがとうございます。短編というか超短編といっていいくらい短い話だったにもかかわらず、ここまで考察や感想を頂いて感無量です。 美しいシーン、と言って頂いた箇所も目に映る描写を目指したので伝わって良かったです。
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