木瓜

優しい その言葉が嫌い。 お父さんの様にはなるな、 お父さんと違って、誰かを思いやれる、優しい人になりなさい。 小さい頃から、母にそう言い聞かされてきた。 優しさとは、自分にとって体の良い言葉であり、呪いだ。 誰かに優しい、と言われる度、自分はそうあらねばならないと思う。 優しくなくてはならない、 怒らず、抗わず、賛同し、自己犠牲に努め、 それが、母の言う優しさだった。 その優しさを、皆は愛してきた。 だから、今日も、自分は優しくなくてはならない ああ、 優しさって、こんなに苦しいものだっけ
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両親の言葉に惑わされないで 自分のやりたい様にやればいいと思いますよ。

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