FACTS

たましいが震える話を読みたい。 「泣ける」とかそういうのではなく、本当に感動する話。 読み終わった後、何かが心に残るような話。 ふっと視界が開けて、見えなかったものが見えてくるような話。 自分も書くならそんな話を書きたいと思っているけど、当たり前だけど難しい。 たまーにエブリスタの作品を覗いていて、中学生や高校生の文章の上手さにひっくり返りそうになる。 すごい世の中になったもんだなぁ(しみじみ)。 他に大学生や社会人の方の作品を読んでいても、「これは私には書けないな」と思う作品がある。 私自身は、小説を書いてもう10年以上も経つのに、それだけ書いているのに、あの作品なのです。 「処女作が書籍化!」とか、「小説書き始めて○ヶ月です!」な人の小説を読むと、絶望的な気分にすらなる(笑)。 処女作とか、書き始めて一年も経ってないとかなのに、なんでそんな上手いの? 私、10年以上書いててあのザマですぜ…。 まあ、比べても仕方のないことだとは分かっております。 私には私にしか書けない話があるだろうから、それを書き続けて探していくしかない。 無い物ねだりや無い物ねたみをしていても仕方ない。 そして、でも、思うのです。 「上手い話」を読みたいんじゃない。「たましいが震える話」を読みたい。 「上手い話」を書きたいんじゃない。「たましいが震える話」を書きたい。 とてもとても難しいこと。 うーん、やっぱり読書もしないとなあ。 名作とか全然読んでないしなぁ…(近代文学は鬱になりそーで避けてたし) うん、がんばろう。
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