源M

スッと入って、グッと引き止められるようなお話
桜というテーマから、男二人の会話へ落とし込みつつ平凡で特に差し障りのない境遇かと思いきや、最後の最後の読み手の去り際を引き止めてしまうような展開に「ハハン」とした気づかされる気持ちになりました! 馴染み深い桜が抱える事情と二人の境遇を重ねて見るものとはまた違う印象もあり、 それが二人の差し障りも変哲もない会話で対比している 桜はクローンでも見てくれるが、 男はどうか増えたところで何なのか ため息で揺れる湯気も映像として浮かびあがり、小さな小物から台所、二人が座る机、同じ袖の手元、ウリ2つの同じ二人の姿と 寄りの映像から引きの映像へとなっていくなだらかな文に加え、最後でしっかりと読み手も止まる 短い一章でとても上手な描写を感じられました 大変おもしろきでした!
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>源Mさん 感想コメントありがとうございます。 私の書いた文章を、こんなに深く読み解いてくれてありがとうございます。 「この会話部分だけ見せたいけど、あまりにも短すぎるかも……」と、投稿した後に思っていたので、源Mさんに想像を膨らませて読んでもらえて嬉しいです。 長文のコメントいただいたのに、嬉しさのあまり気の利いた言葉が出てこなくてすみません。 本当に、本当に、素敵なコメントありがとうございました!
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