ともなり

超・妄想コンテスト『○○になりたい』裏会場銀賞受賞作品
恋人に裏切られた少女が彼の幸せのために別れの手紙を置きに行った先で起こる出来事。情緒たっぷりな文章は、傷ついた少女の内面を饒舌に語り、必死に覆い隠す自身の本音から目を背けようとする健気さも胸に来るものがありました。そんな弱り目に放られる優しさは当然な結果を生むわけで、しかも相手が痛みを知る年上となればと、もうこの際危うさしか感じないわけですが、その危うさを踏まえた上での心情描写も見事でした。ただこの少女、普通の子でない独特の気質の持ち主ではないか思ってしまいました。
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コメントありがとうございます! どう足掻いてもハッピーエンドには向かいにくい恋に落ちる少女ですが、もしかするとまたその失恋を自覚した際に同じように別の優しさに落ちる厄介な気質の子かもしれません…🤔
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