森田狐

今後のスケジュール的に黒百合夜行、ウラミヅキ関連で古代編を描写できるか怪しいので、かるーく補足します。 出雲系統の神様と大和朝廷系統の神様の関係について。 史実では天照大神が大国主大神に国譲りを迫り、そこから色々と揉めてうんぬんかんぬん……結果として国譲りは(表向き穏便に)なされ、大国主大神は常世(死後の世界)を統べる神様となりました。 が、この辺の前提を拙作だと少しばかりアレンジさせて頂いておりまして。 作中によく登場する『無明』。これはメタ的な言い方をすると便利な敵役である『怨憑き』を生み出している悪の親玉的存在なわけですが、こいつが作中世界に現れたことで国津神側と天津神側は一時休戦し対『無明』共同戦線を張っている状態です。 大国主大神は国を失い常世を治めることになったのではなく、『無明』を常世に抑えつけておくために幽世の神様になったという流れで。 というわけで今後の展開を読んでいて「なんだこの設定はァん?」と感じられた博識な読者様は、『無明』という外宇宙からの侵略者に対する『八百万の神』という地球防衛軍、的なくらいのノリで読んでいただけるとありがたいです。 (この辺、本当はずっとやりたかった帝都編で描くはずだったのですが、ちょっと無理そうなので。 実際のところ『無明』が何なのかは黒百合夜行が終わる頃に明かされている……はず?
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