西 東

花霞の向こうに。
巧いな、と思いました。 桜を嫌いな理由、万年桜がずっと咲き続けている理由。 ごく日常的な学生同士の明るくとりとめない言葉に、少しずつ含まされて行く不穏さが、なんとも言えないうそ寒さを覚えさせます。 ハッキリとは明言されていないのに、全てを繋ぎ合わせると朧気ながらも答えが見えて来ます。 それなのに最後にある先生の言葉。 否定の言葉が、むしろ肯定の言葉に聞こえて来て花霞に眩惑されている様です。
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感想ありがとうございます。 元ネタは言わずもがなあの小説です。もし本当に埋まっていたら、という感じで書いてみました。 ハッキリと書くと、ただの説明になっちゃうので匙加減が難しいな、と感じますね。
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空松かじきさんへ お早うございます。 コメント有り難うございます。 元ネタ、ちゃんと読んだ事がないのですよね。笑 町ぐるみの狂気が怖いです。
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