月影

身分厳格、でも治るところに治って安心しました。
ヒロインの一途で優秀なのに、恋心を自覚しているのかしていないのか、尊敬の念に隠れてしまう心情、突如始まった男女入れ替わり、あの人は今?など、わくわくしながら読み進めました。あらゆる疑念も確実に解き明かされ、それもこじつけ感はなく(物語ですが…)、楽しめました。身分制度で庶民に悲哀はありますが、余裕をもってのハッピーエンドは嬉しくなりました。アンティークのアクセサリーや櫛など人が身につけて使った物はやや薄気味悪く感じる私ですが、お話の中に出てくるペンダントや、ビリーがアンヌに贈った髪飾りの石の色選びを読むと、瞳や髪の色が多岐にわたるヨーロッパの人々が想いを込めて石の色を選んでいたとしたら、と想像するキッカケになりました。
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月影様 この度は拙作を最後までご覧いただき、ありがとうございました。 他作品の方へもいただいたページコメント・スタンプも合わせて、読者の方がどの場面で何を感じ取ってくださったのか知ることができ、とても興味深く拝見させていただきました。 物語を楽しんでいただけたのであれば、幸いです。
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