深厚院

AT限定さん、こんばんは。 ご丁寧に返礼コメントを頂きまして、ありがとうございます。 「僕たちはその歪みに気付くべきだった。」…青春物語とのカテゴリーでしたが、ミステリーの緊迫感もヒューマンの人間模様も備えた重厚な作品だった様に感じます。 高島先生の身投げだけは残念で仕方ない感を覚えましたが、存外被害者本人以上に世界に失望したままの関係者というのは、現実にも存在する様に気付かされた展開でした… 自分がこの世に生きる事自体が悪であるかの様に、未練一つ残せ無いホタカ先生の心にある種の楔を打ち込む為、己自身の命を以てしか諭せない高島先生の孤独な覚悟に、悲哀が募るばかりでした。 家庭環境や学校生活、社会生活の中に於いて、大なり小なり歪みとは無縁の人の方が少ない感も覚え、通常の域であれば其れは個々人の志向や言動といった、人柄の範疇と捉えられているのかなと想いを馳せつつ拝読していました。 過去の過ちやトラウマを消す事は叶わず、誰しも何らかのお仕着せに耐えつつ自身の傷や闇と帳尻を合わせながら、何とか自分の希望の光を目指し求めて、自身の平穏な生涯を繕い装いながら生きて行く努力をしているのかも知れないと感じ入る読後感でしたね… そんな世知辛い世の中で、互いの憂いを支え合い寄り添ってくれる特別な人との関係を結べたなら、或いは幸せな人生を歩く光に繋がる様に想えました。 此方こそ、この作品に感慨深い時間を頂きました。 拝読させて頂きまして、本当にありがとうございました。 蒼穹に花の彩りが映える季節となりましたが、不安定な天候に何かと疲れの出やすい時期でもありますので、AT限定さんも体調等崩されません様に、どうぞお体を労わってお過ごし下さいませ。
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夜分遅くに失礼します。 毎度毎度、シッカリと読み込んで下さり、感謝の極みです(T_T) 深厚院さんもどうぞご自愛下さいますように。
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