吾妻栄子

「大正浪漫」の虚実を見詰める好エッセイ
今や歴史物でも人気ジャンルになった「大正浪漫」という概念そのものに疑問の目を向けた点が斬新ですね。 基本はエッセイで取り上げた人物の視点となる短編が挟まれる構成も良いです。 ただし、竹久夢二を巡る女性としては夭折した笠井彦乃(この人は本人も画学生でクリエイター志望でした)や長らくモデルを務めた「お葉」こと佐々木兼代ももっと本人の肉声を持って語られるべきではないかと個人的には感じました。 投身自殺した朝鮮人男女については初めて知ったので興味深いです。
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丁寧なコメントありがとうございます。実を言うと、初め書きたかったのは「在韓日本人妻」の事でした。書きかけの時に「大正浪漫」のお題が投げかけられ、時代が被っているので調べてみて私自身色々発見した次第です。夢二を出した以上彦乃とお葉にも語らせたいところでしたが、そのふたりについて調べることができなくて…。投身自殺したふたりについては、韓国では有名な話のようです。
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