瀬滝二会

定番だけど、引き込まれる。
ホラーといえば、私は、怪談や映画によくある、急に何かが出てくる演出が醍醐味だと思っています。 そのため、文章だけで、そういう表現は難しいと思っていましたが、この作品は、上手にできていると思います。 特に、徐々に不穏な雰囲気を出しつつ、ラストの数文で、読者に衝撃を与えるという段階的な演出は、定番ながら、無我夢中で読んでしまいました。 内容面では、生き残っていた子供一人は、あれからどんな人生を辿るのか、現実的な視点で考えてしまいました。 昔のスプラッター映画に出てくる殺人鬼は、何も考えないで殺人を続けるのが多いですけど、自分の後先や他人の事も考えないで、自由だなと思いますよね(嫌みで)。
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狐白永介様 ありがとうございます! 『中で』は、ホラーでは一番よく出来た作品だと思っていましたので、嬉しい言葉を頂き、作者冥利に尽きます! しばらく長編に掛かってしまっていますが、落ち着いたらまた書きたいなと思います。
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