ちはや

こんにちは。 『箱庭ガールズ』拝読いたしました。 決して珍しくはない一日を、童心に寄り添い、共感しながら進めることで特別な時間とした素敵な作品でした。 わたしも学生時代は子どもが少し苦手で、どう扱えばよいかわかりませんでしたから、主人公の気持ちは自分のことのように受け止められました。 あるとき、繊細な童心に共感し、同じ目線で話してみて、瞳のなかの揺らぎが心細さから信頼に変わる瞬間があり、子どもへの接し方がわかるようになりました。 主人公は、年上を意識していましたが、おそらく舞衣ちゃんにとっては、「お姉ちゃん」という呼称の友達なんだと思います。 そしてそれを察した主人公は、ちゃんとその役割を担い、一定の盾となりながら、彼女に安らぎを与えていました。 主軸となるふたり以外に直接物語を動かすキャラクターはいませんが、だからこそふたりが際立っており、ダブル主演の作品でしたね。 構成や文章は言うまでもなく素晴らしく、キャラクター造形もよかったです。 瞬間の切り取り方がまた秀逸で、時の流れに沿った進行からラストまで、気持ちを高めながら読めました。 この主人公には親近感を覚えました。設定年齢もそうですが、考え方がわたしに近く、頷くような場面も多かったです。 ペコメで「枕」と表現しましたが、別の方にとっての安らぎはまた違うかもしれません。 でも、主人公の態度は舞衣ちゃんにとって安寧の象徴であり、懐かれる所以がしっかりと伝わりました。 今作も月乃さんらしい世界観で、空気感や、文章の随所にかわいらしさが感じられ、気持ちが和らぐ思いでした。 素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました。 コンテストで結果が伴うことを祈っています。 選出されるに足る十分な作品ですので、果報は寝て待ての心境でお過ごしください。 今日はよいひとときを過ごせました。 やはり、月乃さんの世界観は大好きです♡
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ちはやさん、いつも素敵なご感想をありがとうございます♡♡ コメントにありました、ちはやさんの子どもへの接し方が参考になりました! 丁寧に接すること(相手が年少者なら、なおさらですね)の大切さを知りました。 私の考えも主人公と似ています。ただ、私よりも彼女はしっかり者で、きちんと舞衣に向き合っていて、充分に「良いお姉さん」です! この話を考えた時は、主人公にも名前があり、彼女自身のエピソードや主張ももっとありました。 しかし、話のテンポが狂ってしまいそうだったので、書くのはやめました… 結果として、舞衣中心の話になりましたが、テーマがぶれなくて良かったかなと思います。 親御さんはやはり責任重大な
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