青端佐久彦

二幕③韓遂の物語第三話。更新完了でございます。 今回は、呉結が韓約に興味を持ち始めたきっかけを書きました。 まあ、チョロいのですが、この時代、女性の顔色を窺い、行きたい店に連れて行ってあげるなどあまりしないことなのだと思います。 だから、呉結もときめいたのです。 韓約は、辺雪によって、日頃から振り回されているので、それが特別なことだとは思っていないというのも、ポイント高しです。 十六歳小娘からすると、ここで韓約が「ものにしたるぞ~」とガツガツ来ていたら引いてしまったでしょう。 しかし、さり気なく、そして下心なく接してくる韓約に、呉結は居心地のいい空間を見つけた思いになってしまいます。 結果として、二週間の間べったり一緒におり、すっかり、韓約のことが気に入ってしまいました。 ちなみに、韓約からしてみると、辺雪と同じように『信頼』してくれている、と感じていますが、それは『信頼』と『恋心による甘え』を読み違えています。 難しいジャンルですよね。 まあ、一年もしたら関係も進んでいくことでしょう。 韓約は呉結と辺雪を嫁さんにもらいました。 次回は、一年後。 黄巾の乱の真っただ中当たりの話をしたいと思っています。 だから、呉結と結婚してますし、辺雪とも結婚してる。そんな感じに関係は進んでいるはずです。たぶん。 それでは、また次回!

この投稿に対するコメントはありません