群青党支持者

こんなに短いのに、とても素敵。
拝読致しました。感じたことをページコメントに書こうと思いましたら思いの外まとまらずこちらにまとめて書かせていただきます。 過ぎ去った青春の良さに、振り返った今気づく。そんなみずみずしく切ない感情がひしひしと伝わってきました。 「そして褪せた夢を仄かに眺めたい」という一節(?)が美しいです。かつての思い出はもう色褪せていて、もし戻れるのだとしてもその真ん中ではなく、ひっそりと影から眺めていたい。そういった語り方すらにも、作者様(というか、このことを思っている人。なんと言えばいいのだ)の成長と言うか、流れた月日による変化が表れています。 「あの日のあの日に  空にぶちまけられた夕日色を」 こちらもまた、素敵な表現。「あの日」とか「夕日」とかいった言葉は青春の代名詞と言ってもいいほど頻繁に使われてきましたが、「ぶちまける」という、どちらかというと綺麗ではない言葉と組み合わせることによって独特の雰囲気が成立しているのが好きです。 「空」が「夕日色」になっているのを、綺麗な言葉で言い表すならば恐らく、「塗る」「染まる」が一般的でしょう。それを敢えて(いや、敢えてではなかったら申し訳ないありません)「ぶちまける」という口語、およそ(作中で密かに描かれている青春というものとも違う、)美しいとは言い難い言葉に言い換えることで、とても素敵な一文に仕上がっているように感じられます。 言葉の組み合わせと、使う言葉の選択がとてもセンスが良いと思いました。 上手に伝えられず大変申し訳無いのですが、この詩には非常に心打たれました。私は普段詩というものはネット上でも紙の本でも読むことはなく、ずいぶん縁遠いもののように感じておりましたし、実際あまり触れる機会はありませんでした。 しかし那須茹子さんの作品をいくつか拝読し、その豊富な語彙力と高いセンスに感動しました。私も一応字書きとして小説を書いているもののたまにはこういった詩というものも手にとって見て、よりいっそう感覚を磨かねば・・・・・・そう思わせられてしまうような作品でした。 長々と長文を失礼致しました。那須茹子さんの短くも素敵な本作に感動しましたことと、おかげで詩というジャンルに少し興味を持てたことをご理解いただけましたら幸いです。 これからも素敵な作品を書き続けていってくださることを願っております。
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感想ありがとうございます! 心暖まる感想本当にありがとうございます(嬉し過ぎて感謝の気持ちが収まらず、二度言っちゃいました笑)。 群青党支持者さんの心に残る詩になれた事が、とても光栄で有り難く思います。 この詩は、私自信ありったけの想いを込めて作った詩でした。 自分自身、青春の日陰者でして、正直青春なんていう言葉で全て片付けれるのが大嫌いでした。でも、だんだんと学生という期間が終わるにつれ。もっと青春しとけば良かったなぁとか色々な後悔や焦りが出てきて、でももう遅すぎて──諦めたそんな感情を。 この詩に、ありのままに書き留めた感じです。 ちょっと、ぐちゃっとした文になりましたが、許して下さ
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こちらこそ、わざわざご返信ありがとうございます。これからもお互いがんばっいけるといいですね。
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