とても素敵です。長くてすみません(これでも字数絞ったんです)
スマホを見ていたらリアルタイムで一度に4つくらい連続で更新されてきて嬉しいです。反対の意味である形容動詞と動詞が繋がっていて、奇妙な雰囲気の題名。きっと素敵な文章だろうと思い開くと、やはり素敵な文章でした☆ それと、こうして感想を書いている間にもどんどん新作の通知がきています。沢山新作を読めそうで嬉しいです。 まず、「透明で儚いものだけ求めて 帰り道を遅らせる」 透明で儚い「もの」というのは物理的には存在しないはずですが、つまりそれは何なのだろうと考えてしまいます。正直に言ってしまうと何なのかさっぱりわかりませんが、それでも「僕」がどんなものを求めているのかなんとなく伝わるのが良い。最近読んだ梶井基次郎の「檸檬」を彷彿とさせる文章(?)が好きです。 それとよく見てみると、帰り道を遅らせる、とある。これは帰る時間を遅らせる、もしくは帰り道を変える、ということでしょうか。少なくとも、「透明で儚いもの」を求めての行動だと思われます。こういった詩における独特の抽象的表現が美しいと感じます。ほんの数行で、毎回すごいなあとため息を付いております。 「どんなに突き詰めてみても結局 ひとりごとで消えてゆく」 つまりこのことは、「幸せか不幸せかでいったら 幸せな方だと思うけど 物足りなくて満たされない僕がいて 頭を抱えたくなる」ということを考えて、幸か不幸かについて突き詰めようとしても、ひとりごとを言っているうちに考えが雲散霧消していき、結論が出ない。ということでしょうか。(間違っていたら大変申し訳無いのですが) それを、擬人法、特に暗喩を多く用いながら省略を繰り返して書いているのがとても好きです。 あと一番好きなのが、「それは遥かと彼方をちょうど二等分したみたいに」という部分です。字数の関係で省きますが、似ているけど微妙にニュアンスの異なる言葉を並べているのがとても好きです。ああ、遠いんだなというのが「遠い」という言葉を直接使わなくてもわかる。それがとても美しいです。 それから、「詩的に侵される」の部分から最後まで、もうとにかく素敵です。理解力がないのでふんわりとしたイメージしかできないですがとても美しい表現。 「出会ってしまったからには」から最後までの文も美しい。出会うことそのものが別れることへの悲しみへ直接繋がっているのがとにかく好きです。 素敵な作品をありがとうございました。
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感想ありがとうございます! あと、ページコメントもありがとうございます! 感謝しかないです!! こういう、第三者から見た意見は貴重で、助かっております。 いやはや、まさしく本当にその通りです。 受け取って欲しいことが、全て伝わってる(*>∀<*)!! こんなに気持ちのいいことはないです。読んでいて、なんか自分を理解してくれているようで、嬉しくなっちゃいました笑。 今後とも宜しくお願いします。
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こちらこそ、ありがとうございます!
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