村木志乃介

夢を叶えようとする若者たちの物語
ギタリストだった亡き父に憧れ、父のようになることを夢見た青年裕也が、ミュージカルの舞台に立つことを夢見るミドリと出会い、夢を叶えようとする姿が瑞々しく描かれています。ぜひ感動的なエンディングを、多くの人に読んでもらいたい。そう思える作品でした♪ 裕也とミドリの夢を叶えるまでの道のりが、酔っ払いがざわめく繁華街での演奏を通して夢のように過ぎていく。やがて注目され、ふたりは音楽関係者から声が掛かるが、裕也はあえてそれを断る。彼女の描く夢の実現を優先するために。このときのふたりのやり取りはぐっときました。裕也は身を切るような嘘をつき、彼女は優しい嘘をつく。しっとりとした場面が目に浮かんできました。同時に、裕也の夢は最初に描いたものとは変わっていることにハッとさせられました。裕也は彼女なしで夢を追うことができなくなっていたという現実。夢の途中に出会った人との恋愛と揺れ始める夢。そうした山場を乗り越え、裕也はふたたび彼女と夢を追うことになり、ホッとしました。 夢というものは形があるわけでなく、どんな形にも変わる。それは大切な人との出会いによって変わることもある。ふたりを応援する気持ちが湧くと同時に、読者に訴えかけるメッセージ、人それぞれ描く夢を追うことの素晴らしさを感じました(^-^) 登場人物の互いを思いやる優しさに、読後感が温かく、最高に幸せな気分を味わえました。またしても心地よい作品をありがとうございました。こういう心温まるサクセスストーリー好きなんですよ。とくにふたりのやり取りには心から感動しました。さりげなく相手を気遣える登場人物に作者を重ね、きっと桜井さんもこんな風に周りに気を配られている方なのだろうと勝手に想像してしまいました♪ 今回、桜井さんが200回の記念の回だから参加しますと表明されたのを見て、私もチャレンジしようと思いましたが、間に合いませんでした。やはり1日では書けませんね。無謀なチャレンジだと反省しております。 しばらく休もうと思っていたら、しばらくどころか半年を軽く超えてしまいました。桜井さんを意識して、アイデアを捻り出し、悪戦苦闘していたときのことが夢のようです。またいずれどこかのお題でアイデアが浮かべば応募したいとは思っていますので、気長に、これからもよろしくお願いします(^-^)ノ
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村木さん、ありがとうございます(^^) もう、すべて村木さんのおっしゃる通りです。ご感想に僕の言いたかったこと、書きたかったことが全て詰まっています♪ 夢を追いかけていたら、いろんなことが変化していって。 そこでいろんな葛藤を抱えたりしながら生きる若者を描いてみました。 夢を追うような話や、なにかに一生懸命になる話は、書いてる自分まで内側から燃えてくるのを感じます(^。^) 叶えられなかった夢や、生き抜くことが大変な時代に対する自分の願いのようなものかもしれません。 まぁ、気楽に生きていますけどね(笑)そんな情熱的な青春は過ごしてないし(笑) 今回200回記念ということで書きはしましたが、
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