藤白 圭

環境が人を作り、麻痺した感情に狂気を覚える
罪人の魂を回収する村。 それは、昔、海外でも日本でも、ある限られた家門や家系にのみ処刑人の仕事が受け継がれていたという話に似ている。 罪を犯したものの魂であれば、回収するのにも罪悪感を覚えなくなるのだろうか。 それとも、実際に生身の罪人に対して手を汚しているわけではないから、罪悪感すら覚えないのか。 大人も、そして、それを物心ついたときから見ている子供も、きっと、それが『当たり前のこと』であるからこそ、逆に悪いことをした魂を世に出さない善行をしていると感じていること。 むしろ、子供が虫を捕まえ、篭の中に入れて楽しむような……そんな、たわいもない出来事のように語られているのが怖かったです。 ほどよいさじ加減のホラー。 余韻が堪能でき面白かったです! ありがとうございます。
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作品お読みいただきありがとうございました。 丁寧な感想までいただきとても嬉しいです。 思い切って参加してみてよかった!

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