うたうもの

人間の地位
食虫植物の一種である靫葛(ウツボカズラ)属は、特徴的な捕虫袋を持ち、地中からや光合成での栄養補給の他に、捕虫袋の中に捕らえた虫や小動物を、消化液で溶かしながら栄養を吸うこともある、特殊な植物だ。 進化の過程で動植物は様々な形に変異していくが、基本的に弱肉強食の自然界にあって、積極的に動物よりも優位に立とうとする植物は珍しい。 人間は、ともすれば、生態系の頂点であると錯覚してしまうが、生身のままで自然界に放っておかれてしまえば、どんなに地位の低いものかがわかるだろう。 植物により毒を受け取ることもあれば、アレルギー症状を発生させる素を送られることもある。 もしかしたら、いやもしかしなくても、人間とは自然界の植物に喰らわれるほどに、弱い生き物なのではないかと、ときどき気づいてしまうのだ。
1件・2件
レビューありがとうございます。 確かに、弱肉強食の世界で、動物(蟻などの生物)を捕食する植物は、異例ですよね。 幼い頃、初めて蝿取草や靫葛の存在を知った時、怖かったのを覚えています。 もし人間に、知恵や理性などが備わって無ければ…文明のない、他の動植物と同じ自然界に生きていたとしたら… 考えただけで、ゾッとします。
1件1件
当然のことながら、自然がなければ人間は存在しませんが、人間がいなくても地球の自然は存在し続けますしね。むしろ人間がいない方が、ということも。私自身は、人間の存在も含めて自然なのだと思いますが。 他に頼らず生き抜く本能という意味では、人間の力はどんどん弱くなっているような気もしますね汗
1件

/1ページ

1件