https://estar.jp/novels/25857686 横浜高校のゲッツー未完成が話題になってますね。その時の審判員にしかジャッジはできないので、アウトかセーフかというコメントは差し控えようと思います。僕にできるのは『アウト! セーフ! よよいのよい!』で負けた時に服を脱ぐことくらいです。 それにしても、今年の夏は『幻のゲームセット』が多いですね。見逃し三振かと思ったらボールだったり、挟殺でダブルプレーと思ったらタッチ出来てなかったり……。えてして、その直後に逆転されて負けるものです。 厳しいようですが、いま挙げたプレーの全ては『セルフジャッジ』によって起きています。勝手に判断して、勝手に喜んで、勝手に落胆して、勝手に動揺してるだけなんです。 審判が『ゲームセット』を告げるまで気を抜いてはならない。野球人なら忘れてはならない基本中の基本、大前提です。上手い下手は関係ありません。 完全捕球、完全タッチ、完全触塁。アウトを取るためにはこれらが必要不可欠です。 『これくらいなら流れでアウトにしてくれるだろう』 『これはアウトだろう』 こういった都合の良い他力本願に頼ってはいけません。際どいプレーならともかく、余裕のある場面だったら、誰がどう見てもアウトだと分かるようにプレーすべきです。自分が紛らわしいプレイをしたくせに判定に文句を言うなんて、スポーツマンシップのかけらも感じません。 僕の敬愛する不世出のアマチュアゴルファー・中部銀次郎氏は、バンカーショットの際は誰がどう見ても分かるようにクラブを浮かせて構えたそうです。『はい今クラブが砂に触れました、反則です』って文句を付けられないようにするためです。公明正大にルールを守るのは、巡り巡って自分を守ることにつながるのです。 とはいえ、たったワンプレーで物議を醸したくらいで、いたいけな高校生が外野からワーワー言われるのは可哀想な気もします。後から『このプレーがあったから、今を真っ当に生きられてます』と胸を張れるようになるのを祈りながら、僕も口をつぐむこととします。
4件

この投稿に対するコメントはありません