深厚院

雪乃さん、こんばんは。 毎回ご丁寧に返礼コメントを下さって、本当に恐縮しています。 此方は雪乃さんの公開して下さる作品に憩いの一時を戴いている身ですから、お気遣い無く捨て置いて下さって構いませんよ。 『腐れ縁』…本当にこっそり完結されていて、未読の新作に気付いて慌てて本棚へ入れました(*^^*) 主人公の人柄による影響か、雪乃さんの普段の文体と少し違った前傾姿勢のアップテンポな筆致の作風でしたね。 三度の転生で同じ伴侶に出逢う数奇な因縁に囚われた女性の物語かと思いきや、何とも慈愛に満ちた伴侶に守られて来た女性の物語に感極まり、前世の顛末を目前に座する彼から直接聞き出せた事に、唯一の救いを感じました… もし彼不在の場で騒動の真相を知らされたなら、自身への嫌悪に苛まれ絶望の境地に至る余生になったかと想えます。 シェイクスピアの「運命とは、最もふさわしい場所へと、貴方の魂を運ぶのだ」も、この物語の終幕にしっくりくる引用で、奇しくも現世だけで無く前世に於いて迄も適用された感すら覚えました… 天の導きで得た邂逅を噛み締めて、二人の人生を仕切り直して欲しいと切に願う読後感でした。 重たい雰囲気の作品が続いたとの事でしたが、雪乃さんの作品は暗澹たる曇天の空気感が纏う情景の小説でも、仄かな光を予期するエンディングが多いので、鬱屈するダークな印象のまま読了に至る事はほぼ無い様に感じています。 飾らずに等身大で生きる主人公達同様に、しなやかに気負わず自分らしく生きて行く力を注がれる感を覚えますね。 素敵な作品を公開して下さる事を、いつも大変有難く感じております。 外出する気力も湧かない程の酷暑が続いておりますが、雪乃さんもくれぐれも熱中症で倒れられる事の無い様に、無理をされず涼を求めてお過ごし下さいませ。
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大変有り難いお言葉の数々、心より痛み入ります😖しばらく創作できていなかったので、とても励みになります。今回の作品はもともと、作中のシェイクスピアの言ったとされる一説から膨らましていった物語でした。(なんだか調べていくうちに、実はシェイクスピアはそんなこと言ってない説とかもあり、やや混乱しましたが、面倒なのでシェイクスピアが言ったということに勝手にしました😂) 生まれ変わりという設定、結構好きなんですよね。ロマンチックですし、それこそ運命を感じる。こういう関係、素敵だよなぁ……などと思いながら本作は楽しく描かせていただきました。笑
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