IRIS

【レオは昨日、目覚ましを買ったようです】 (゚ω゚P Hello Morning q) 朝、レオはゆっくりと、目が覚めた。 (……重い) 何かが、自分にのし掛かっているような、気がしたからだ。 覚醒して、視界には――白髪(はくはつ)の男が半裸で、自分に跨がっていた。 「おはようございます」 顔を近付け、にこやかに言われた言葉に、彼の表情は青ざめた。 「ぎゃーー!!」 直ぐ様、白髪の男を蹴り飛ばした。 「ぎゃ!」 短く声を上げ、本人はベットから、転げ落ちた。 「だ、だだ……!」 頭が混乱して、彼は言葉がどもっている最中、白髪の男はベットに這い上がってきた。 「酷いなぁ~昨日から、一緒に寝ているじゃないか」 「……は?」 男の台詞に、レオは首を傾げた。 「私を買ってくれて嬉しいよ」 「?」 こんなものを、買った記憶はあるはずがない。 「只今、6時21分25秒」 行きなり、時間を言い始めた、男にレオはハッとする。 「まさか……な」 「多分、それだよ」 相変わらず半裸な男は、レオの手を取ると、優雅に笑う。 「貴方だけの目覚まし時計です」 【お買い上げ、ありがとうございます。 レオ「とりあえず、服を着ろ」 男「へーい(゚3゚)」】

この投稿に対するコメントはありません