記念作品に相応しい
 あの大賞受賞作品の正統続編であり、個人的には創作界隈のAI利用へのアンチテーゼと皮肉を感じつつも共存とシナジーの可能性に気付かされた、そんなファンタジー短編でした。  描かれた世界観の独創性は、一貫して作者様の才能であるとレビューに書き続けたいとは思っていますが、例に漏れずこの作品もワクワクするようなダークノベルバトルをど真ん中に据えていて、魅力的な登場人物達のキャラの立ち方が半端じゃないから、読み進める勢いが全く止まらない!  記念作品という事で何周かもう読ませていただいているのですが、文章、構成、文体、比喩、ユーモア、悲哀とどれをとっても作者様にしか描けないであろう独自性があって、今回も都度「私だけの読書」気分を味わえた時間となりました。  とても面白かったです。  ありがとうございました。
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