Regen

実朝主演の大河ドラマを堪能できる長編
主要な登場人物はもちろん、サブキャラの一人一匹に至るまで、息遣いが感じられるような生き生きした描写が素晴らしかったです。 丁寧に積み重ねられるエピソードには、解釈の妙が光っていて、特に印象的だったのは、次の三つのシーンです。 ⑴ 千幡と童女の数珠の交換(後に繋がる伏線お見事です!) ⑵ 実朝が朝盛との別れの際に贈った「結ひ初めて…」の(返)歌、この歌をこの場面でこんな風に使う、という発想にも感嘆しました。 ⑶ 三人が出てくる416ページ目…ようやく善哉が救われたのは、このシーンがあったからこそと涙を禁じ得ませんでした。 実朝愛に満ちた賢君の生涯の物語を拝読できて幸せでした。 ありがとうございました。
・1件
こちらこそ、長い話を最後まで読んでくださったうえ、感想までくださり、本当にありがとうございました。
1件

/1ページ

1件