村木志乃介

衝撃の結末が待ち受けています
人間と魔獣のきょうだい。異なる種族のたどる運命を描いた物語です。 血の繋がる姉妹であっても親の育て方は違う。上の子は厳しく育てられ、下の子は甘く育てられる。家柄の良い家系に生まれた姉妹でしたが、ある日のこと、状況は一変する。 姉が奇病を患い、その姉に代わり、妹のミーナが両親から厳しい教育を受けることになり、彼女は反発して家を飛び出す。 姉との比較、親への反発。きょうだいがいれば誰もが経験する話であり、ミーナの気持ちに共感できるものがありました♪ 行き場のない思いはやがて爆発し、ミーナは家を飛び出す。前半の展開はリズムよく、次のステージへと流れるように進みます。さて、どうなるかドキドキさせられました (^0^)/ ミーナが行き着いた先は魔獣の住む森。そこで見た魔獣の世界の掟と運命。ここをミーナがどう切り抜けるか。ミネルバはいつどのような形で現れるのか。あれこれ想像しました。そうした想像を掻き立てる間の取り方がとてもうまいと感じました。 いろいろ考えましたが、どれも私の予想を裏切るものでした。とにかくラストに驚きました。 じつは解釈に悩みましたが、ミネルバは、ミーナを追いかける途中で漆黒の魔獣に取り込まれていたんですよね?そして姉を取り込んだ漆黒の魔獣は、ミーナも取り込もうとする。ふたりの運命はどこまでも同じというメッセージを残し、突然の幕切れとなる。すごく衝撃的なラストを迎えたと私は感じました。 おそらく多くの読者が、この先が知りたいと思っていることでしょう。とても気になります♪ それにしても桜井さんのファンタジー作品は毎回驚かされます (^0^)/ ここ最近、妄コン連続参加の桜井さんに刺激を受けつつ、まだその波に乗れない私ですが、こうして桜井さんの作品が読めてとてもうれしいです。 次回作も楽しみにしていますよ(^0^)/ ありがとうございました♪
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村木さん、いつもありがとうございます! そうです、姉は道中で魔獣に襲われてしまいました。 なので魔獣は、最初に妹を後ろから抱きしめた時、姉の声で話しかけることができたという流れです。 今こうして書きながら、あらためて思いました。 これはわかりにくい(`・∀・´) 姉が食べられた、もしくは襲われたという事実が書かれていないのと、どのタイミングでそうなったかという時系列がないので、迷わせてしまいました^^; でもそこを僕の思っていた通りに解釈していただいて、本当にうれしいです。 やっぱり村木さんは僕にとって心強く、頼もしい仲間です(^^) 今回はご感想にあるとおり、ラストをびっくりさせた
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