Joe Jan Jack

二人の男の遅まきな青春
会食恐怖症の柏木と、他人に興味を持てない斎藤。偶然の再会を機に、それぞれの弱点を克服するためのリハビリデート(なぜ「デート」かは、読めばわかると思います笑)をすることに。 二人のやりとりはゆるゆると、それだけにじわじわと「理解されない苦しみ」が胸に迫ります。 本当なら10代のうちに向き合っておくべきだった、自覚はありながら放置してきた問題を、再会することでやっときっかけを得ることができた。 友情が深まっていく様子や、弱点克服に努力する二人の姿には、青春の輝きを感じました。 急展開も用意されており、後半は涙なしには読めません。ていねいに重ねてきた日常の描写をギュッと集約して昇華させるラスト、良かったです。
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丁寧な感想をいただき、誠にありがとうござます!とても感激しました。 まさに遅まきな青春物が大好物なので、そう書いていただけたことが何より嬉しかったです。 当人が何歳であっても、活き活きとした特別なひと時があるなら、その時を青春と呼んでいいのだとしみじみ思います。 そしてリハビリデートという表現の的確さに思わず笑ってしまいました。 この度は本当にありがとうございました。
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