近藤黎児

 今は西武池袋本店のストライキがトップニュースになっている。簡単に言えば、上が米国ファンドに売却した事に対してだ。日本では61年ぶりのストライキ実行になるそうだ。  NHKの街の人のコメントでも「(ストライキは)教科書でしか見た事がない」と言っていたが、私も似たようなもの。高校の生徒手帳に「電車がストライキを起こして停まった場合」について書かれていたのを見た覚えがあるが、「そんな事あるのか?」と思っていたぐらいだ。  外国ではよくあるのか、斉木楠雄のΨ難でイギリスの取材に行った時に電車がストライキで停まっていた、と言うのを見たぐらいだ。  今回のストライキは、要約すると「百貨店の存続」に関わる問題だそうで、池袋が変わってしまう、と言う変化に対する危機意識があるようだ。  日本の伝統、のように言うが戦後約80年で造られたものでありそこまで変化を恐れるのもなんかなあ…と言う気にもなる。特に愛知県の場合は、時代と共に変化する歴史があるし。現在の朝の連続テレビドラマ「らんまん」(明治時代の話)でも「池袋? それはどういった所でしょうか?」と言っているくらいの認知度しか無かったのに(偶然なんだが妙にあっている内容だな)。  時代と共に変化し、新しくなり、そこからまた新しい「伝統」が生まれる…って思ったのは小林よしのりの「愛子天皇論」を読んだ(まだ半分くらい)影響があるかもしれない。
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