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時ぐすり
MK
2023/9/1 17:43
何度でも読みたいと思える素敵な作品でした
拝読いたしました。 賑わっているお祭りがより一層恭介を孤独に引き込んでいる描写から、すぐに恭介に感情移入してしまいました。 時ぐすりの効果を知りたいという気持ちと、早く恭介を救って欲しいという思いで最後までドキドキしていました。 苦しい人を救おうと思った時、時ぐすりのような効果を考えられるくすり屋はなんて素敵な心の持ち主なのだろう思いました。 私は記憶に興味があり「辛い記憶も嬉しい記憶もその人を創る。忘れてしまうという一番辛いこと(認知症)から人々を救いたい。」という思いから忘却のメカニズムを研究をしていました。 研究は終わってしまったのですが、時ぐすりを拝読してやはりその思いは間違っていなかったのだと確信しました。 恭介には温かい思い出を胸に、前向きに生きて欲しいと心から思えました。感動的なラストシーンでした。 悲しみとドキドキと温かい気持ちと...色々な感情になり楽しむことができました。 とても素敵な作品に出合えて嬉しいです!
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乃上さり
2023/9/1 22:21
MK様 お読みいただきありがとうございます。 最近、身近な人を亡くしたこともあり、“時ぐすり”をテーマに、MK様のお言葉お借りすると、「辛い記憶も嬉しい記憶もその人との大切な思い出であり、忘れていいものではない。では、時ぐすりとは……?」と問う物語にしました。 科学的根拠なく書いているので、実際に記憶や忘却について研究されていた方に共感していただけたことはとても嬉しく、心強いです。 MK様の素晴らしい志や研究成果が、認知症の方の救いとなることをお祈りします。 今夜もどこかの夜市に、くすり屋は現れているかもしれません。もちろん時ぐすりなど必要としないのが一番ですが……。 嬉しい感想をありが
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