Joe Jan Jack

意外な展開・グロ苦手な方はご注意
ファンタジーですが、因習に囚われた村が舞台の人コワ系ホラーやミステリーのような味わいでした。 水の精霊という美しいモチーフとは裏腹に、村に隠されたおぞましい過去と現在が暴かれていく物語。 後半は胸が悪くなるような描写が続くので、苦手な方はご注意ください。 若き旅人エレンは、訪れた村で立ち入り禁止の泉へ行き、そこで水の精霊エリアと出会う。 エリアの記憶はつぎはぎで、どうも人間として生きていた時代があるらしい……その謎を追うところから恐怖が始まります。 精霊の加護、呪いといったファンタジーならではの不思議な力と、奴隷売買や殺人などの人間社会の闇がミックスした異色作。 エレン自身にも秘めた過去がありそうです。 酒場での武勇伝とスキンシップは、少し笑ってしまいました。でもあれも伏線だったのか!?と今は思います。 行間からにじみ出るアズベルさんの胡散臭さ。謎だらけの怪しい村。ページをめくるたびに足を踏み入れてはいけないほうへ導かれている気分でした。 最後は謎が解けてスッキリ、ではなく、「うわぁ〜知りたくなかった…」という感じ。いや、知りたかったけど、でも、えーっそんな、えー!って一人で唸ってしまいました。 取り戻せないものもたくさんあったけど、エリアとエレンにはこれから幸せになってほしい…!
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Joe Jan Jackさん! 「エレン旅行記」を読んで頂き、ありがとうございます!! (´;ω;`)ウレシイ…… この小説は、「超妄想コンテスト」用に書いていた短編小説を、長期連載版に書き直したものとなります! ダーク感を必死に出そうとした結果、自分でもびっくりする程グロくなり、ホラーや謎解き要素のある作品になりました……。 (エレンの過去については、続編を書こうとした名残りです) この度は「エレン旅行記」を最後まで読んで頂き、そして素敵なレビューまで、本当にありがとうございました!!m(_ _)m
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