西 東

掴み損ねた未来。
幻想的なタイトルからは想像のつかない内容でした。 ですが、前半の幸せな世界から一転しての後半の重苦しさと少しずつ高まって行く緊張感が胃の底にヒリヒリ来ますね。 踏みにじられた花と幸せ、煙草の吸殻と悪事の対比が見事なだけに、読み終えた時には誰もが復讐とはと考えてしまうのではないでしょうか。 最も緊張感の高まっている状態で物語が幕を閉じているので、それだけ色々と考え込んでしまうものがあります。 ただ決意を表明した先には未来が残されているのではと個人的に思います。 三年、育て続けた花を枯らしたくはないんじゃないかと想像しますので。
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レビューありがとうございます。 西さんのレビューを読むと、いつも自分では気づかない部分を気づかせてくれてありがたいです。 踏みにじられた花と吸い殻を意図的に対比させたわけじゃなかったんですが、確かにそうだなと思いました。 復讐を描くときに頭に出てきたアイテムとして花だったり吸い殻だったりナイフだったりしたもので、そこまでアイテムに意味を持たせてはいなかったんですが、なるほどとまた一つ勉強になりました。 次書くとき絶対にそういう部分を意識して書くと思います。 何人かの方から続きが気になると言ってもらえたんですが、続きは誰もが想像する展開以外にはもう考えられないと思ったのであそこでやめました。
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喰ウ寝ルさんへ 今日は、コメント有り難うございます。 ちょっと深読みしてしまいましたかね?笑 大切なものと百害あって一利なしな存在の暗喩かなと思いました。 復讐に対する考えは人それぞれで、また当事者であるか否かでも大きく考えは変わるので色々と考えさせられますね。 次も楽しみにしています。
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