何度も読み返してみた
何が違うのだろう。 同じ舞台、同じ人物を扱っているはず。 なのに、内瀬緋月の作品からは、黒さと怒りしか感じないのに こちらの作品では、優しさと、悲しみと、切なさを感じる。 何が違うのか その問いに今も答えは出せない。 だけど一つだけ言えるのは、この作品はもはやfeatとかオマージュとか インスパイアというlevelではないという事。 コレはもう一つの作品として独立して存在している。 彼も、彼の父も母も、そして最後の最後で現世に踏みとどまった 彼女も、全てもう「いぬいりんこ」と言う作家の描きだした キャラクターであり、世界であり、そして物語なのだと 嫌というほどに思い知らされる。 もう一度言う。 これはもう「不条理な世界でたった一つの救い」のヒューチャリングでも オマージュでもない。一つの作品として独立して存在していると。
1件・1件
こんな機会を与えてくださり、ありがとうございます。 内瀬作品は、黒さと怒りだとしたら静謐な美しい言葉が世界に希望を与えているのではないかと思えました。 読んでイメージが溢れてきたのは、素晴らしい力を内包する内瀬作品があったからこそです。 巡り会えましたことを心から感謝しております。 そして心からのコメントに、救われました。

/1ページ

1件