西 東

本懐を遂げたのか?
自然と集まって来る。 本文の中にあったこの言葉が、すでに呪いであった気もするのですが……。 丁寧な口調で語られる内容には自身の性格をきちんと把握した部分もあるためか、予想外の展開にも驚かされるのですが、納得する部分もあり、恨みの怖ささえ存分に感じられると言うちょっと不思議な読後感を覚えました。 中盤にあるクライマックスかと思う恐怖からの安堵に騙されたと気づくと、してやられた感もあってホラーが好きな人は楽しいんじゃないかとも思います。 恐怖から安心感、そして再び恐怖へと引きずり込まれる展開が上手く描写されているので、ヤスノリと彼が見た女性が今後どうなるのかを考えるとさらに怖さを覚えますね。
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レビューありがとうございます。 敬語で語る文体ってあんまり書いたことがなかったんですが、そこに意味を持たすことに意識しました。 タイトルを最後まで悩んでいて、普通に「満月の夜に」とかにしようかなと思ったんですが、なんか物足りないなと思ってこんな感じにしました。 夜の遭遇だけなら色々と考えられたんですけど、月夜の月が邪魔で今回は本当に悩みましたね。 自然と集まってくる、という部分はなにも考えずに書いていたので、ああ確かにとこのレビューを見て気づきました。 西さんのレビューは毎回ありがたいです。 また次も頑張って書きます。
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喰ウ寝ルさんへ 今晩は。 コメント有り難うございます。 敬語だから穏やかかと思わされてからの自己分析に、上手く違和感を覚えるのでラストに納得するのかなとも思います。 タイトルはサクッと決まる時と最後まで悩まされる時がありますよね。 次も楽しみにしています。
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