吾妻栄子

https://estar.jp/novels/26148658/viewer?page=1 「やり過ぎだよ」  新幹線の改札口から出てきた、白いロングTシャツ――短いワンピースにも見える――に黒いハーフパンツの脚をのぞかせた美生子が開口一番、苦笑いする。  ミオが笑ってくれた。  まずそのことにホッとすると同時にそうした自分をいかにも小心で頼りなく感じる。
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