アズマ

【アズマのつぶやき】 私には親友と呼べる人が一人もいない。子供の頃からだいたい一人っきりだし、職場はころころとメンバーが変わって付き合いが長くなることもないし、東京と大阪を行ったり来たりして古い友人も疎遠になってしまった。数年間だけではあったけれども、こんな私が家庭を持ったのは奇跡だと思うし、むしろ今の孤独な生活は性に合っている。ただどこかで、本当に気を許せる人間は自分にいるのだろうかと問いかけたくなる時がある。 エブリスタに来てからもうすぐ4年が経とうとしており、たくさんの人と関わってきた。顔も本名も年齢も分からない、性別だって判断つかない、そんな人達とネットの世界で交流することは、冷静に考えれば不思議なことだが、リアルで会う人の交流よりも、今ではエブリスタの交流が多くなっている。それがなぜかと振り返った時、執筆という絆で結ばれているからではないかという考えが頭に浮かぶ。 自分にとって、エブリスタの作家は、仲間であり、ライバルでもあり、共に喜びを分かち合うこともあれば、一歩先に進んでいる姿を見て悔しく思うこともあるし、でもそれも刺激になって自分の力になる、そんな関係だ。そう思えるのはやはり、良い物を書きたいという共通の想いがあり、執筆はどこまでも孤独な作業だけども自然とお互いに励まし合って、頑張ろうと鼓舞される。見えない強い絆が、きっとそこにはある。 変わり者の私には、あんまり人が寄ってこないのも知っている。本ばっかり読んで、ありもしない物語を日々妄想している自分に、近づいたって良いことなんてない。ただ、このサイトには、根っからの本好きが集い、日々の妄想を競い合っている。私なんて大したことないなと笑っちゃうくらいの変わり者が、ここにはいる。私はもうすっかり良い大人になってしまったけれども、相変わらず親友なんてできそうにない。ただ、エブリスタという居場所があるなら、私の人生もそんなに悪くはないのかなと考えてしまう。
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うーん、私もこのタイミングでアズマさんたちと知り合えて良かったですね。 「親友」や「友達」という形ではないですが、 不思議なもんで、 今自分がドギガでいるのは、 こういう場があるからとは思います。
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人生って不思議なものですね…
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