激辛所望とのことで激辛です。
良かった点 ①ポジティブな主人公  能天気で快活、テキトー。才能不足との烙印を押されてドナドナされてる最中に担当の容姿を吟味するような彼のお陰で、陰鬱なはずのストーリーが途端ダークコメディに化けます。読んでいて滅入るということがなく、キャラもわかりやすくていいと思いました ②世界観  公費の施設が廃墟、分裂したロシアや人権無視の法律。にじむようにして少しずつ、タカが外れたこの世界のイカレっぷりが判明してきます。個人的にそういう読んでいて「あっ……」となるの好きなので面白かったです。 気になった点 ①感想への丸投げ  描写がありません。廃墟だと思ったのは何が見えたからでしょうか。むき出しのコンクリート、錆びたトタン、生い茂ったツタ。作者様が "廃墟" と思う情報をお願いします。また "綺麗"、"不気味" "美味そう" など、どう綺麗かわかりません。ミニ君もチビで中性的ということ以外、髪の色とか目とか鼻とか、情報が欲しかったです ②情報のタイミング  拡散フィールド、奈良の私立、間取りや時刻、食堂メニューと、出てくるタイミングがおかしい上 使われない情報が多すぎます。メインキャストたちを見せてください ③展開は賢く!  主人公が〇カでもいいんです。面白いじゃないですか。直情的で突発的、「なんでそうなる!」の繰り返しで読者含めた周りをひっかきまわしてくれます。  ただあくまでもバ〇でいいのは主人公です。物語もソレだと話がめちゃくちゃになって「何を読んでいるんだろう……」となってしまいました。 まとめ  大胆でダークな世界観をお気楽に猪突猛進していく主人公のキャラクター性が、独特なマッチをみせていて面白かったです。ただ話自体のおもしろさ云々よりも、文章として、小説として、一人称視点の悪いところが出すぎています。描写が極端に少なく大半が感想で、せっかくの世界観が伝わってきません。展開も主人公に引きずられており、トイレから応接室、テレビを見て、教官の話、で、びっくり人間の正体みたり! と最早何が起きたのかすらわからなくなっていました。  設定を考えて其処をどう歩かせるか。今書いてるこれはちゃんとレールを走っているかを意識してみてください。描写は主人公が見えてる世界を読者に伝える。それだけで主人公の感想に読者も理解・共感できるようになると思います
1件・3件
ありがとうございます! タメになります。
1件1件
こちらこそありがとうございます。激辛というのが初めてでかなり辛辣になってしまいました。申し訳ございません、お力に成れたのでしたら何よりです
1件
あとで伏線回収する予定で書いたけどやっぱやめた!という部分が指摘にあったのでそこを消してみます!
1件

/1ページ

2件