クオリティ高い!
よかった点 ①呼び名  お母さんと呼べなくなった。からしっかりとお母さんと呼べるように。16ページ目なんかは結構読んでいてジーンときました。呼びの変化でうまくキャラの心情を表現されているのが素晴らしかったです。 ②冒頭の焼きそばパン  何気ないワンシーン。しかしこれが本当にすごいです。作者様の才能があふれています。(詳しくは下で書きます)それでいて無理のない展開でちゃんと主人公とキーパーソンを繋げるんですから本当にたまげます。 ③ドキドキさせてもモヤモヤさせない  親を名前で呼ぶモヤモヤを、直ぐに説明することで取っ払っています。一方悪魔や謎の少女だったりと伏線はしっかりと謎として残してありました。読者を「なんだコレ……」とモヤモヤさせず、「なんだコレ!?」とドキドキさせてくれる。そんな展開がされていて楽しく読めました。 気になった点 ①キャラ相関図  主人公と○○、の関係が多く、他のキャラクター同士での関係性が薄味です。千花と邦彦、千花と同級生、千花と両親……といった風に、箒のように感じました。 ②千花の容姿  千花ってどんな見た目の子か知りたいです まとめ  一ページ目を読んで『天才か?』と思ったのは久しぶりです。それぐらい本作の導入は素晴らしいものでした。"パン" と "購買" から現代の高校を、悩む時間と様子から主人公の腹ペコを、お小遣いから家庭環境を。といった感じに、物語を最低限始めるのに必要な情報、『昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました。』 が完璧に出力されています。邦彦の登場も恐ろしいほど自然につながり、あまりにも自然すぎて読み返してから『あれ、なんでこんな違和感ないんだろう』と違和感を感じるくらいでした。物語としては異世界とコッチを行ったり来たりする不思議なミドル?ファンタジー作品で、日常の中の異質感があって面白いと思います。  一点だけ、キャラの関係性。これが気になりました。主人公と○○ といったものばかりで、できればほかのキャラ同士の掛け合いや関係性にも少しスポットライトが欲しかったです。あくまでも私見ですが、脇役同士のアレやコレほど、作品の深みを与えるコンテンツはないと思っております。  読み手へのルビや改行も含め、総じてとにかくクオリティが高い作品だと思います。この調子で頑張ってください!応援しています!
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ねんね様、感想ありがとうございます! 詳しく色々と書いていただき本当に励みになります。 キャラ同士の関係性、考えていなかったのでハッとしました。確かに読み返してみると主人公にばかり焦点を当てていたと思います。 ねんね様の作品もたくさん読んでいきますね。お互いに励みになるよう、これからもよろしくお願いします。
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返信ありがとうございます。 「プロの人かな?」と思いながら読みました。本当に完成度高いと思います。 キャラ同士に関しては、やりすぎると群像劇と化すので気をつけてください。 こちらこそ!コレからも頑張っていきましょう!

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