8000字で、この面白さと読み応え。最高です!
突然、夫が事故に遭い、それも生死の境を彷徨っているような大怪我で。その最中に夫の浮気を知るなんていう事態になったら…? ヒロイン香子は、その大変な状況下、不思議な体験をします。ラスト1ページ、その体験は、夫が以前プレゼントに約束してくれていたものだと読者に提示されます。じいんとします。構成の妙。 夫の裏切りは、彼の優しさから起きてしまったことかも? と思ったりもして(浮気は許されへんけども) 作者さまはホラーの名手ですが、日本の土着的信仰や伝承が、ほんのり感じられる世界観が毎回素敵です。 今回の作品もファンタジーでありながら、二見さんというご老人の存在が、病院に伝わる怖い話の登場人物を思わせて私は大好き。 『二見さんと同室になったら(仮)』なんて、ホラーシリーズ作品も書いてほしいと思ってしまいました。 とにかく、素晴らしいとしか言えない小説です!
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GW(花野未季)さま お読みいただきありがとうございます! 現代ファンタジーでは、逆境に置かれた主人公が絶望の中、不思議な現象によって救われるという話を書くことが多く、今回はダブルの悲劇に陥るヒロインと、夫の贖罪を物語にしました。 夫の裏切りは優しさから起きたものというご意見、確かにそうだなと思いました。 負担をかけている相手に弱音は吐けず、でも人間は弱いのでそれがよからぬ方向に向かい過ちを犯すということはあると思うのです。(浮気は絶対ダメですが!) それを許せるかは夫婦のこれまでの歩みによっても違い、夫婦の数だけ答えがあるのかもしれません。 二見さんシリーズのご提案、ありがとうござい
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乃上さん、こんにちは(^.^) 丁寧にありがとうございます。 こちらこそ拙作を読んで下さり、いつも素敵なコメントまで、ありがとうございますm(_ _)m 確かにファンタジーは、辛い境遇に置かれた主人公がそこから逃れるパターンが多いですね! 深く考えたことなかったf^_^; 実際、小説や映画は私たちを現実逃避させてカタルシスを味わせてくれるんですよね、ファンタジーは特に。 そして二見さん。病院の生ける都市伝説のような彼を登場させるのが憎い!彼がいるので、夫の病室移動がスムーズで、本当に良くなったのかと騙されました(^^)し、二見さんが香子を覚えているのもファンタジーとして最高! 病院って、実
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