高い描写でつづられる怪異との闘い
よかった点 ①徹底的な戦闘シーン  ラヂヲ放送と見まがうほどの描写量です。ここまで書いてある作品は中々ないと思います。ユキジやツクネたちの行動が鮮明に、ありありと目に浮かんできました。魅せ場である戦闘シーンともなると、本当にそこで見て書いているのでは? 思わずそう疑ってしまうほどの文章力を感じました。 ②三人称をフルに活かして  場面を変えずにパラパラと変化する視点。交錯するベクトル。土蜘蛛戦のシーンなどが最たる例なのですが、互いに互いの評価、感情をぶつけながらも一本束のようにストーリーが進んでいくのが、読んでいて非常に爽快でした。目線はバラバラ、歩は一つという三人称の難しさと利点を両方使いこなせており、面白かったです。 ③自然な会話  難しい語彙もなく、たどたどしい説明もなく、活きた会話でつづられていました。すぐに心情の描写が補足として入っているのも、読者には読みやすく良いと思います。 気になった点 ①急展開を説明  追いはぎや人造人間(妖怪)など、今まで真っ暗だった場所にライトが灯る場面を、説明で始めたり、くくったりしています。おかしいというワケではないのですが、せっかく面白いシーンなので、ナレーションよりもカットを入れてほしい気持ちが残りました。 ②余韻  敵を倒して次の場へ……というストーリーサイクルが一貫しているのですが、その新展開へのテンポが非常に速いなと思いました。疲労した姿や断末魔、あたりの情景、開放感。"報酬" がないので少し難しいかもしれませんが、少し欲しくなります。 まとめ  幕末付近の混沌とした世界で、主人公たちと妖怪との戦いを描いたストーリー。心情と行動を織り交ぜた魅力あるキャラたちの生きたやり取りが、豊富な描写力でありありと写実的に描かれています。下手な説明やデジタルがなく、アイデアや本人たちの力で戦っているのも、没入感が強く感じられて面白かったです。これからも頑張ってください!応援しています
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丁寧な感想ありがとうございます。貴重な意見をいただけてとても嬉しいです。特に改善点は本当に参考になりました!ついついテンポを上げてしまったり、余韻の部分を疎かにしてしまったりしている部分があったので、これから気をつけていきたいと思います。 今後とも精進していきますので、ぜひとも応援よろしくお願いいたします🙇‍♂️本当にありがとうございました!
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こちらこそ返信ありがとうございます。 色々書いていますが、あくまでも "感想" であり、また書いているのは素人の私です。気づきや活力になってくだされば、ありがたく存じます。共にこれからも頑張っていきましょう!
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