エブリスタ
さがす
本棚
通知
メニュー
コメント
§雫鼓§
§雫鼓§
2012/11/27 1:48
震災から早いもので1年8ケ月が経ちました。私がいる地は大分落ち着きを取り戻しました、が、福島『南相馬』等…まだまだてづかずのまま…!今だ地震がある中、寒くなる時期、心が痛みます。ホテル勤務なのと福島に近いのとで福島の方々がよくお越し下さいます。先日南相馬の老人会の方達がお見えになりました。その中には市長をされていた方もいられました。あるご婦人が『大変だったなぁんでもまだ、あたしらの所よりもマシだ、父ちゃんさ流され、家もねぐなった…目の前で父ちゃんさ遠くに流されてんのを見てだんだぁ…もう何もねえ…だけんど、こうして皆と旅行さごれてありがてぇ』悲しくて、でも強くて、優しい笑顔でした。『忘れてぇ…でも忘れちゃなんねぇ』立ち入り禁止区域には老人達が数多くいるそうです。若い人達は強制退去、放射能に侵される前に死んじまうからよって…今の南相馬は街並みは変わらずとも、物音も無く閑散としていると…送迎をした私共関係者が話してました。明るい笑顔の奥に哀しい、寂しい顔が見えたのを感じたのは私を含め皆が思いました。『どうか元気でいて下さいね。いつでも来て下さいね。此処は差別なんてしません!悲しみを背負った人達に笑顔を取り戻して貰いたい!そんな想いで一杯でした。『風邪ひかないで!バスの乗り降りには気を付けて!転ばないでね!また、私で良ければ、お話ししてね!聞かせてね!またね!また必ず逢おうね!帰り際、私もご婦人も目には涙が溜まってました…私 貴女の笑顔忘れないからね!本当に早く普通に今まで通りに戻って貰いたい!願わずにはいられませんでした…。現実とは非道なんだと…悲しいけど再確認しました。
いいね
コメント
この投稿に対するコメントはありません
§雫鼓§