昭島瑛子

現実を彷彿とさせるファンタジー
ペコメを書こうとしたのですが収まらなくてこちらに。 この作品のジャンルは「ファンタジー」ですが、内容は現実で起きている戦争を彷彿とさせます。 戦争で民衆は貧しくなり、働き手が減って子供たちは学校にも行けず、働かなければならなくなる。突然の襲撃によって脅かされる日常。丁寧に描かれているからこそ、今もこの世界でこのような状況で生きている子供たちを思わずにはいられません。 そんな世界の中でアリスは、戦おうとするヒナとクレアを「希望」だと感じる。 一方、村を守ろうと勇敢にも立ち上がったアリスを、ヒナは「希望」だという。 互いに希望を見出す関係に胸が熱くなります。 物語を解決に導く手段こそ魔法の力=ファンタジーですが、現実世界の希望となる作品だと思いました。
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