蓮見ぴよ子

 詩集『World of Noise』を本棚に登録して下さっている方、そしてスターを送って下さる方、本当にありがとうございます。  昔話なのですが私は精神的な疾患を抱えています。今の時代では珍しいことではないでしょう。それが特に酷かった時に私にとって全てだと思っていた『文章を書く』ということができなくなった時期がありました。今もまだ完全に抜け出せていません。  なので現在は書くことができていた当時の自分を思い出したくて新しい作品ではなくて過去の作品に手直しを加えながら投稿してることが多いです。  前述の通り私にとって『文章を書く』ということは私の全てといっても過言ではありませんでした。それは創作だけでなくて誰かと文章で関わったり、好きなものの感想を書いたり、レビューを書いたり、そういうことも含めて私は『書く』ということが好きでした。  書こうとしても頭の中が真っ白で何も浮かんでこない。書きたいことがありすぎてまとまらずに書けないことはありました。でも、こんなことは初めてでした。  何かを書くということは私のアイデンティティでもあります。それができなくなった時、そのアイデンティティが失われたような気がして死のうとさえ思いました。  でも、それでも、私は『書くこと』を諦めることができませんでした。死にたいと思うほどに執着していたことだからこそ諦めることができませんでした。  でも、長い文章は書けない。だから、私は毎日のように『三行詩』を書くことにしました。頭の中で物語をイメージしたような自分の気持ちとはなんら関係のない詩もあれば、ただ、自分の気持ちを吐露したような詩もあります。  同じような内容の詩が続いていたりする時期はそれだけそういう思考に囚われていたんだなって振り返って読んだ時に感じました。  こんな風に自分を取り戻す為に必死に書き続けてきた『三行詩』ですが気に入って下さった方がいらしたのなら、とても、とても嬉しいです。  最近は新しい三行詩は書くことができていませんが、色々と私生活が落ち着いたらまた新しく書き始めたいと思っています。  今後も気軽に読んで下されば幸いです。最初にも述べましたが詩集への反応、その他の作品への反応、本当にありがとうございます。  スターって言葉がなくても相手を応援できるいいシステムだなぁって思います。

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