稲着よふみ

強かな女性が恋を知る
劣悪な環境で「会社をやめる」ではなく「成り上がる」という選択をした彼女に、感嘆のため息が出ました。こじれた人間関係に怒りが湧くことはあっても、立ち向かうためには相応の覚悟が必要です。 目的のためには手段を選ばない。彼女のそういう姿勢を恐ろしいと思う反面、打たれ強さに敬服しながら読み進めました。 年下の彼が部長に就任しても、嫉妬に狂うのではなく、あくまで損得勘定で動く彼女は大人だと思いました。かっこいいです。 そして、それを見抜く彼もまた大人で、二人のやり取りに心を揺さぶられました。 11ページ(最終話)の二人が本当に幸せそうでたまりません。

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