FACTS

エブリスタ編集の平和一さんの添削を、楽しみに読んでいます。 最近、連続して「キャラクターに魅力を」的なことをおっしゃられているような気がするのですが、キャラクターの魅力って、何なのでしょーね…。 自分の小説のキャラクターに魅力があるのかと言われたら、よく分かりません。 私自身は、テンプレキャラが好きではない捻くれ者なので、 「ただのテンプレキャラにしたくない!」 という思いはありますが、成功しているかは分かりません。 キャラクターの魅力は、キャラクターの内面を作り込むことによって生まれてくるものだと思うのですが、でも、魅力って何だろ…。 逆に自分がどんなキャラクターが魅力的だと思うかと言うと、「生きてるキャラクター」です。 作者がそのキャラクターを(盲目的にではなく)愛しているのが伝わってきて、本当にこういう人物が何処かにいるんじゃないかって思ってしまうような。 上っ面だけのハリボテじゃない、生きてる、自分の意思を持っているキャラクター。 そんなキャラクターはどうしたら作れるかと言うと、やっぱり内面の作り込みだと思いますが。 好きとか嫌いとかではなく、「魅力的」だと思います。 正直、そこに信念とか正義とか、テーマとか、そんなのは私にとっては、あってもなくてもどうでもよくて。 シナリオ通りに演じているキャラクターが読みたいのではなく、生きているキャラクターや世界の物語を読みたい。 上手い話ではなく、たましいが震える話が読みたい。 で、突き詰めれば、生きているキャラクターや世界を通して、その作者の人生観や世界観、小説観を読みたいんだろうなあ。 そういう話を読むと、私は小説を書きたくてたまらなくなるのです。 「そうか、貴方はそう思うのか、私はこう思う!」 「私もそう思う!さらにこうも思う!」 みたいな。 で、最終的に、私は未来の私に向けて物語を書くのです。 自分が書いた小説のことを忘れても、分かるように、思い出せるように。 読み終えた私に、過去の私は言いやがるのです。 「どう、面白いでしょ?」 と、したり顔で。 未来の私は言うのです。 「面白いじゃないか、ちくしょー!」 そんな小説を書きたい(願望)(笑)。 うん、だから、究極の自己満足なんです。

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