あと

読後感が良かったです
現代社会の病的な部分に毒された主人公は、貧しい少年のレールを外れた自由さに憧れを持つことになるのだろうか、だとしても、主人公はもちろん少年の方も、現代社会に侵されていくのだろうなーと思いました。救いはないんだけれど、でも、最後の少年が去っていくシーンがとても爽やかで、読後感が良かったです。逃れられない病的な社会の中で、それでも一瞬、涼やかな風が吹く。そこの切り取り方が上手いと思いました。
1件

この投稿に対するコメントはありません