リミル

フォローありがとうございます💙🤍 ・ホワイトデーSS 「このおっきい袋なにー?」  幼稚園のお迎えの際、斗和が白い紙袋を見て言った。千歳とレグルシュは両手にそれらを抱えている。 「これはパパがバレンタインにもらった分のお返し」  千歳がそう言うと、レグルシュはばつの悪そうな顔をした。きらぼし幼稚園では園児同士のチョコレートの交換は不公平感が出るので禁止だが、保護者は自由だ。  先月、レグルシュは千歳に謝りながら、大量のチョコレートをもらってきたのだ。一人に話しかけられたら囲まれて、断りきれなかったらしい。  斗和は「パパはモテモテ!」と上機嫌だ。  プレゼント用のハンカチと家で焼いたクッキーをラッピングし、園のママ達に配る予定だ。  前日から千歳達家族は、夕方からクッキーをたくさん焼いていた。  お菓子作りは千歳自身あまり経験がなかったし、斗和も型抜きを手伝って楽しそうにしていた。 「先月はありがとうございました。お返しです。よろしければ」  レグルシュは営業スマイルで、子の迎えに訪れたママ達にラッピング袋を手渡す。  一人また一人と渡していくうちに、レグルシュがホワイトデーのお返しを配っていることが園内に伝わり、レグルシュの前には列ができつつある。  まるで、アイドルの握手会のような光景だった。 「パパすごい……げいのーじんじゃん!」  斗和は「芸能人」と言いたかったのだろう。千歳はそうだね、と言い合いながら、少し離れたところでレグルシュを見守っていた。  車へ帰ると、レグルシュは溜め息とともに運転席の背へもたれる。 「疲れた。これだからホワイトデーは嫌いなんだ。一年で一番嫌いな日だ」 「ふふ。でもチョコレートをいただきましたし。お疲れさまでした」 「パパお疲れ! モテモテだったよ!」 「別にモテモテじゃないぞ。お互いに義理だ」  千歳は「どうなんでしょうね」と呟いた。 »続く
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帰路につく前に、千歳達は車を走らせて、従兄弟のいる家へ寄った。小学校からすでに帰っていたユキが、少し疲れ気味の三人を明るく出迎えてくれた。 「ちいぃー! 斗和ー! どうしたのぉ?」 「おい。俺のことは無視か?」 「レグいるって分かってるもんっ」  指摘されて、ユキはふて腐れたように答えた。実は先月、ユキにチョコレートをもらっている。千歳と斗和はそのお返しに、ユキの家族の元を訪れた。 「バレンタインありがとう。チョコレート、美味しかったよ。今日はホワイトデーだから、ユキくんにお返しを渡しに来たんだ」 「えーっ!? クッキーおいしそう!」  ユキは半透明のラッピングを見て、大層喜んでいる。昨夜、レ
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リミルさん、こんばんは♪ ホワイトデーS Sありがとうございます!! 二人の天使たちは相変わらず可愛いですね〜❤️ それにユキくんにあんなに喜んで貰えるなら頑張って作った甲斐がありましたね(千歳くんとレグとの対応の差よ😂) モテモテのレグさん、お疲れ様でした♪千歳くんからのプレゼントは何だったのかな〜♡o(^▽^)o 久しぶりにレグファミリーやユキくんに会えて嬉しかったです(*´ω`*)
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リミルさん🍀 わぁ〜またみんなに会えて嬉しいです!!ほっこりします✨ 相変わらず、ちーが大好きなユキくんがレグに対してちょっと冷たい感じ😆なのもいいし、天使達は仲良くクッキー食べてるだけで可愛いし💕 レグと千歳もラブラブなのが伝わってきて、あぁ〜みんな元気にしてて良かった☺️なんて思いました💕 ホワイトデーSSありがとうございました!!
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みーこさん🐱 お読みいただきありがとうございます♡ 懐かしんでいただけて嬉しいです笑 レグはユキに対しては相変わらず大人げない態度なので、いつしか対応力というか精神年齢が逆転しそうですね🤭 ユキが小学生に上がってから、アルファ性が確定したし、千歳に会う度好きと言っているので気に入らないようです。 ユキのほうも、「レグよりもちーに告白したのに何で!?」って怒ってるでしょうね笑 楽しんでいただけてこちらこそありがとうございました✨
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