屋久堂義尊

https://estar.jp/novels/8250820『常世は今日も雨が降る』更新しました。久々の更新になってしまいました。矢張り最近首を痛めたり、体調が芳しく無かったりとで、どうしてもこの作品の更新優先度が下がってしまいましてね。  それでもまた書けて楽しかったです。或る意味一番私が今執筆しているシリーズで作者の素を出している作品だと言えます。  今回はシンジのちょっとした休日の話です。話に出て来る諏訪は、あの長野県諏訪市の事です。私は長野に結構色々縁が有りまして、昔の創作仲間が小諸に住んでいたり、何時か松本に終の棲家を持ちたいと考えていたりしています。生まれ故郷の九州よりも長野の方が好きかもしれません。  まあ住むのと遊びに行くのでは大違いでしょうがね。それでも私は長野に良い印象を一杯持っています。思えば大学生活も長野で過ごしたかったですね。  今回は、神の地である諏訪に対するシンジの敬意の示し方が描かれています。シンジがした事が果たしてどう捉えられるかはまた人によって意見が割れるのではないかと思いますが、私はシンジを敢えて賛否で言う所の否が集まっても良いキャラクターにしたいのです。それはシンジが一種私の生き写しだからです。私は人生の多くの点で色々な人に否定されて育ちました。でもそれにはそれで私としても言い分が有ったのです。その事をこの作品を通して皆に訴えたいと思っています。今回シンジが行った行為は決してやり方として上手では無いでしょう。でも決して間違った事では無いとは言いたいです。シンジにはシンジなりの正義感が有るのです。  そんなシンジですが、私は彼に色々理想を背負わせながらも自分自身はあんな強くは生きられなかったと悔やんでいます。私にあそこまでの強さが有ればきっともっと変わった人生が待っていた事でしょうね。そういう意味でシンジは一つの憧れの形なのです。  まだ首が完全に治っていないですし、仕事でへとへとになってしまうのでまた更新に間が空いてしまうかもしれませんが、本作はまだまだ続く予定です。お付き合い下さると幸いです。今回更新したエピソードも是非お読み下さい。
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